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 メーカー名:DEEP BLUE
 発売日:2003/06/27
 メーカーホームページ:
http://www.deepblue-soft.com/   評価:B+(75点)
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 着衣Hスキーの端くれとして,このメーカーのゲームはデフォと言うことで。前作「Lost Passage」では予想外の鬱と蘊蓄と電波に恐れおののいた面があったのですが,今回は……?

【バグ】
 7/22の下駄箱シーンでの千寿の台詞において,テキストと全く異なる音声が流れるという不具合を発見しました。早急な改善が望まれる所です。

【システム】B+
 機能的には充実しており,足りないと思うようなものはありませんでした。音声再生機能付きバックログ・未既読判別可のメッセージスキップ・各種カスタマイズ機能等,AVGに必要なものは一通り揃っていたと思います。また,動作も軽快・安定していてプレイアビリティは高かったです(体験版では何度か強制終了が起きたのでおっかなびっくりプレーしていたんですが,杞憂で済みました)。それと,前作で問題だったフォントの汚さが改善された点も○。ただ,(1)デフォルトでのBGM・音声の音量バランスが悪い(BGMがデカ過ぎるため,BGM音量をかなり抑えないとダメ),(2)ホイールマウスに対応していない,以上2点がやや不満な所。とくに後者については,ホイールマウスでバックログが呼び出せる機能は欲しかったです。毎回ボタンを押して呼び出すのは思いの外面倒なので。
 なお,XP環境ではインストールできない等の不具合が出ていると聞いていますが,当方ではそのような不具合は一切出ておりませんので,評価の対象からは外しております。

【音楽・音声】音楽:A−,音声:B+
 音楽は主題歌・BGMとも「feel」が担当。最近よく見かけますねえ,feelは。で,今作の音楽の出来ですけど,かなりいいと思います。楽曲自体も出来が良いし,作品の雰囲気にも合ってます。各シーンにあった楽曲が用意されていた点も○。また,主題歌についても,はじけた感じのOPソングとしっとり系のEDソングの2曲が用意されており,充実していたかと思いますね。ただ,同じキュンキュン言うんでも,元祖たる某ソフトの唄に比べると,OPのはじけ具合が足りないなあとは思いましたが。
 他方,音声については,一つ一つの演技レベル自体は高いです。ただ,個人的にはヒロインたちについては,余り声とキャラ・絵が合っていないような気がしました(特に千寿や蓬)。まあ,そこら辺もやっていくうちに慣れちゃったんですけどね。今じゃ千寿の「あやや」とかはあの声じゃないとダメですし(w。

【絵】A
 担当は「きみづか葵」氏。ここの看板原画家さんですな。相変わらず綺麗な絵で文句なしです。特に制服のデザインがいいっす。「Lost Passage」の制服も良かったけど,今作の制服もそれに負けず劣らずキュートかつ扇情的で激しく(;´Д`)ハァハァ。しかも本作だとロスパの制服も見られるしね。随所にコスチュームに対するこだわりも見られて,着衣Hスキーとしては安心してデフォ買いできる原画家さんです。一部顔のデッサンが崩れていたり,立ち絵のポーズが仰々しすぎて場面から浮いていたりするのが玉に瑕ですが,絵自体のクオリティは高いです。
 ただ,シーン数に合うだけの背景絵が用意できていなかった点はマイナス。例えばバーで飲んでいるシーンとか綾瀬の手料理を食べているシーンなどで,前者は駅前広場の背景,後者は台所の背景がただ表示されるだけで,それぞれのシーンに見合った背景絵が用意できていない点が好例かと思います。ここら辺はちょっと萎え。

【エロ】A
 着衣Hマンセー!!(´▽`)ノ

 着衣Hスキーなら迷わず買え。決して損はしないと思います。さすがは主人公=コスプレマンという設定を崩さないメーカーですな(w。作中でも「コスプレマン」「コスプレの神が降臨」とか言ってますし(w。コスチューム的にもあの可愛らしい制服は当然のこと,巫女服やアイドル服,裸エプロン,水着,私服等でのHが完備。特に「Lost Passage」の制服でのHがあったのがポイント高いです。ここら辺,前作をプレーした人間にとっては嬉しい配慮ですね。
 ただ,テキストは尺自体は長いものの,喘ぎが中心でやや描写不足。なのでエロは絵よりテキストだ,という方にはややキツイかも知れません。あと,特殊属性も殆どないのでその点も要注意。まあ,処女破瓜Hでいきなり主人公がヒロインにコスプレHをねだるのが特殊属性,という気もしないではないのですが(w。

【シナリオ】B+
 担当は「御子石大郁」「村中志帆」両氏。前作は萌えやコスプレHを吹き飛ばしてしまうくらいの鬱と蘊蓄が満載で(日本史関係の蘊蓄自体は面白くて,私自身興味を駆られて「古事記」を読破してしまうほどだったんですけど,流石にあれだけ多いとウンザリしましたねえ),今作も純愛系の皮を被った鬱ゲー・蘊蓄ゲーかと戦々恐々だったんですが,今回は杞憂に終わりました。どのルートでも必ず(千寿同棲ルートを除く)心苦しい鬱っぽい展開があって気が重くなるんですが,最後には綺麗にまとまってハッピーエンドとなるので,爽快にゲームを終えることが出来ます。
 シナリオ自体は王道とも言える純愛系シナリオ。質・量ともに十分で,かなり楽しめる出来に仕上がっています。展開はかなりベタで,使い古されたものが殆どですが,逆にその展開のベタさで安心してプレーできるという側面があります。一つ一つのイベントの描写も丁寧で,キャラ同士のやりとりもしっかりと描かれており,プレーしていて面白い点は◎ですね。また,理乃を担任役としてゲスト出演させたり,ドラマの舞台として前作の設定を活用するなど,前作との絡みを上手く盛り込んでいる点は,前作をプレーした人間にとっては嬉しいところです。
 ただ,前半のマターリ具合に比べて後半の展開が駆け足すぎるため,大あわてで終幕へ,みたいな感じを受けてしまう点はマイナス。また,折角主人公やヒロインが葛藤や苦悩を抱いても,あっけないほど早く解決へと向かってしまうため,やや拍子抜けしてしまう場合がある点もマイナスですね。修羅場や挫折などを後半に偏らせるのではなく,もう少しバランス良くシナリオ全体に散らばらせた方がいいのになあと思いました。また,基本的に会話主体は主人公なのですが,時折なんの前触れもなく会話主体がヒロインやサブキャラにチェンジしてしまうため,違和感を感じたことが何度かあったことも付言しておきます。あと,やはりギャグの寒さはアレですなあ……(苦w。
 全体としてはとても良くできたシナリオだと思います。期間も長く,話もしっかりと作ってあるので充実感があります。また,シリアスとギャグが適度にちりばめられており,やってて飽きない点も◎。胸が苦しくなるような展開も,何も考えずにバカップルぶりを満喫する展開も,ちゃんと完備されているのでメリハリがあって良かったと思います。個人的には満足でした。

【結論】B+
 「王道純愛系コスプレHを満喫したい方の為の作品」。今作でも見事に着衣Hスキーの心を射止める作品を仕上げてきたと思います。前作で物議を醸した心臓に悪い鬱や蘊蓄・電波など(これ自体は悪いとは思いませんけど,純愛系の皮を被って突然出てくるとやはり吃驚しますので( ̄∀ ̄;))も今作ではなりを潜めており,ちょっとドキッとする展開はあるものの最後は綺麗にまとまるので,純愛系スキーの方であれば安心してプレーできます。王道的な純愛系ストーリーを楽しみたい方,キャラ同士の掛け合いが好きな方,そして着衣Hスキーの方にお薦め。次回作以降では,更なるシステムの改善やシナリオ全体のバランスへの留意等を期待しております。個人的にはとても楽しめる作品だと思いました。

 マイ萌えキャラ→夏越理乃先生(ヲイ。ヒロインではやはり千寿とか綾瀬が萌えましたねえ。


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