Danger Angel〜異常進化〜
 メーカー名:ミンク
 発売日:2003/02/14
 メーカーホームページ:
http://www.mink.co.jp/       評価:A−(85点)
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 RPGスキーなので,飛びついてしまいました。「MISSION OF MURDER」が良かったこともありますし,雑誌掲載のCGが美しかった(特にジュリシスやヴィッシュ)ことも購入動機の一つですかね。

【絵】A
 担当は佐々木良和氏。素晴らしい。文句なし。私はこういう絵・塗りは大好きです。お姉様系を中心にとても映えています。抜きにも大いに貢献(特にヴィッシュがイイ)。◎。

【音楽・音声】音楽:B,音声:E
 作品の雰囲気にあった曲が中心。出来は良いと思います。特に戦闘シーンの音楽は躍動感があって良かったと思います。反面音声は男女ともに有るのですが、特に女性キャラが近年まれに見る酷さでした……。あと、BGM調整が出来なかったので音声がBGMに消されて聞きづらい場面も。ここら辺もマイナス。

【システム】B
 終始安定していてかつ動作も軽快なので良かったと思います。ただ、バックログがない点と、前述の音量調節がない点はマイナス。これさえ有れば完璧だったのに…。

【エロ】B+
 1回のHに3〜5枚程度のCGが割当てられており,絵の量・質に関しては大満足。エロ絵の使い回しも一切なし。最近絵1枚だけで持たせようとしたり,CGの使い回しをするエロゲーが多い中,このように量・質を充実させようという姿勢は高評価。あと,着衣Hが多い点も高評価。ファンタジー系特有の格好での半脱ぎHは大いに抜ける。ただ,その反面,(1) エロテキストが薄い&量が少ないので絵だけで持たせている感がある,(2) 1人を除いてヒロイン(メイン・サブ含む)のHが1回しかない,以上2点は残念。特に(2)は,他のキャラのHを減らしてでも入れて欲しかった。そうすればもっとキャラに愛着がわいたと思うし抜けたと思う。展開上仮にジュリシスのHは複数回入れられないとしても,ヴィッシュあたりはかなり初期からいるんだから,もっとHをいれてくれても……とははっきりいって思いました。どうせ罠にはまってバラバラになるなら,サブヒロインたちには悪魔or妖魔あたりに陵辱されるシーンを入れて欲しかったですね。

【シナリオ】B
 RPGの王道的シナリオ。類に漏れずご都合主義的なのはRPG故のご愛敬かな? ただ ご都合主義といっても笑って済ませられる程度。結構しっかりシナリオは作られています。ボリュームもありますし,RPGのシナリオとしてはいいのではないかと思います。個人的には次から次へと話が展開していって楽しかったです。
 ただ,クールな王女が急に我が儘DQN女になったり,悪女科学者がいつのまにか改心していたりとキャラ設定にブレがあって,コロコロと性格・設定が変わってしまうのは首を傾げるところもありましたが。

【結論】A−
 「温故知新型RPG+美麗なお姉様系絵を楽しむゲーム」。DOSゲーライクなRPGが楽しめます。個人的には猛スピードで疾走するキャラ移動が「METAL EYE」(elf)を彷彿とさせて懐かしかったです。難易度は易しめ。1回で全CGが集まるので重複プレーの必要もなし。やりこみ型でないために何度も楽しめるものではありませんが,ボリューム自体は多いですし,私のようにCG回収の為に複数回プレーするのが嫌いな方には向いています。絵も綺麗で抜けますし,個人的には大満足の作品でした。これはお奨め。


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