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 HEARTWORK -Symphony of Destruction-
 メーカー名:Active
 発売日:1997/12/19
 メーカーホームページ:
http://www.active-soft.jp/   評価:B(70点)
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 購入動機は「聖少女」氏の絵,これですな。当時の水準では他の追随を許さない美麗でエロい絵を描かれる原画家さんであったため,本作についても発売を心待ちにしていました。

【システム】B+
 昔からシステムの良さには定評のあるアクティブですけど,今作でもそれは妥当します。インストの形態が選べたり(なお,フルインスト時にはCDレスプレー可能),音量がちゃんと調整できたり,次の選択肢まで高速でスキップできる機能がついていたり,おまけモードでちゃんとCG・BGM・シーン回想がついていたりと,今プレーしても十分に実用に耐えうる点は◎。動作も軽快かつ安定していて,流石と唸らせる出来です。

 ただ,やはりバックログ機能が無い点は痛い。あと,各種回想も現在の主流であるサムネイル形式のように一覧がでて選べるというのではなく,10個ずつ順番に選択肢の形ででてくるという形式のため,登録順が後のものは閲覧するのに手間が掛かり,またCG回想は開いてみないとどの絵だかがわからない点,かなり不便だと思いました。


【音楽・音声】音楽・音声ともA−
 音楽は,時代を反映してかMIDI音源ですが,出来自体はかなりのもの。ゲームのダークな雰囲気にマッチした楽曲が中心で,個人的には大好きです。特に「Opening」や「Killing」,「Horrible」などの出来は秀逸だと思いますね。◎。

 また,本作にはちゃんと音声もあります。しかも男性を含めフルボイス。当時はこれだけで驚いたものです。しかも,今のエロゲーと比べてみても,かなりレベルが高い。通常の演技もエロシーンの演技もともに高レベルで,個人的には大満足の出来でした。


【絵】A
 担当は「聖少女」氏。「Bible Black」以降,アメリカ人のようにがたいの良いお姉ちゃんを描くようになった氏ですが,まだこの段階ではそこまで行き過ぎた絵にはなっていません(まあ,今後の変化の予兆みたいなものは垣間見られるのですが)。基本的にはアニメチックな絵ですが,H時の構図や着衣の乱れ具合なんかは現在の絵に相通じるものがあってかなりエロい。また,CG数も極めて多く,差分絵等も十分に用意されているので,やっていて「絵が足りないなあ……」とか感じることが一切無かった点,高く評価したい。絵に関してもかなり満足しています。個人的には今よりもこの頃の方が好きだなあ,聖少女氏の絵は。


【エロ】A−
 良いね,うん。というのも,(1)着衣Hが多い。学生服・スーツでのHが中心ですが,ちゃんと服を着せたままHに及んでいるシーンが多く,大満足。また,ソックスやタイツ等もしっかりと描いており,好印象でした。(2)凌辱Hが中心。純愛Hはごくごく少数。徹底して凌辱Hを追求しているのは,ダークな作風とも合致していて納得。(3)シチュエーションが良い。「気の強い女を無理矢理……」とか「銃で脅して男に女を犯させる」とか「犯したあと銃殺する or 犯しながら殺す」みたいな,“強い女”を屈服させて犯すシチュエーションが多く,かなり興奮。とくに森川刑事のHシーンなんかはよかったなあ。……とまあ,こんな感じだからです。実用に耐えうるゲームであったと思います。◎。凌辱ものが好きならお薦め。ただ,キャラによってHの数にばらつきがあったのは残念。個人的には森川のHをもっと増やして欲しかったですね。ああいうキャラを犯すのってかなり興奮しますから。……私って鬼畜?(w


【シナリオ】C−
 こちらも担当は「聖少女」氏。で,出来ですが,正直微妙かな。本作の特徴をまとめると,
 (1)ボリューム不足。下手をすると1プレー30分程度で終わる。
 (2)設定・展開が異なる複数の話をプレーできる。警察編・ハンター編・学校編・岬久美編・朝倉雅美編・麻薬強奪編と,選択肢によって話ががらりと変わり,オムニバスを読むように話を進めることが出来る。ただ,話自体はあっけなさすぎるし,(1)のせいで彫り込み不足なので,あまり面白く感じなかったのは痛いところだが。
 (3)基本的にバッドエンドが中心。ハッピーエンドは少なく,大抵は死んで終わり。ここら辺の残酷さというか割り切り具合は個人的には気に入っている。
 (4)銃殺するシーンの描写が丁寧。これは絵についても妥当するけど,下手をするとエロシーン並に力を入れてるんじゃないかと思ってしまうほど。また,銃殺後の死体の描写などもかなり拘っている感がある。力の入れる方向は間違っているかもしれないけど,これはこれで良いのではないかと。
 ……とまあ,こんな感じですかね。基本的に後味の良い作品ではないし(一部ハッピーエンドは綺麗に終わるけども),話として読ませる出来でも無いですけど,息の詰まるような閉塞感や暗い雰囲気みたいなものはよくでているので,その手の話がお好きな方には良いかもしれません。個人的には可もなく不可もなくといったところですかねえ。


【結論】B
 「人を選ぶ作品だが,当時としてはなかなかの出来ではないかと思う。ダークな話や強いものを脅して犯すHが好きな方には良いのではないか」。非常に人を選ぶ作品ですし,ボリュームも少なく,また話自体も面白いとは言えないので,強くお薦めすることはできません。ただ,かなり丁寧に作ってある作品ですし,またエロも良い感じなので,鬼畜系がお好きな方には一度はやってみて欲しい作品ですね。個人的には買って損はしなかったと思っていますが,でも肯定的な評価も出しづらく,なかなか評価の難しい作品だなあと実感した次第です。


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