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 下級生2
 メーカー名:elf
 発売日:2004/08/27
 メーカーホームページ:
http://www.elf-game.co.jp/        評価:B−(65点)
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 私は「下級生」は未プレイなので本シリーズにそこまで思い入れとかは無いのですが,巷では大いに話題になっていましたし,それに七瀬がツンデレ的に良い感じだったので,今回チャレンジしてみました。

【システム】C+
 動作面では問題ないですし,また機能面でもADVゲームとして必要なものは一通りそろっていた感があります。でも,使いにくかった。特に(1)自宅に帰った段階でしかセーブ&ロードが出来ないこと,(2)バックログの呼び出しやスクロール等でホイールマウスに対応していないこと,(3)タイトル画面や回想画面で,いちいち線等が描写される画面効果が終わるまで待っていないといけない(演出に凝った代償に画面表示のスピード,そしてプレイアビリティを犠牲にした)こと,以上3点は面倒でかなりイライラしました。とりわけ(1)は別にセーブは構わないんですが,ロードをするときにも自宅に戻らなければならない(それが出来ない場合はいちいちタイトルに戻らなければならない)仕様だったために滅茶苦茶めんどくさかったです。せめてロードくらいはいつでも可能な仕様にして欲しかったな,というのが私感ですね。レイアウトには凝っているんですが,正直,実用面では使いやすいシステムとは到底言えない出来だと感じました。


【音楽・音声】音楽:B−,音声:C−
 音楽はまあ,可もなく不可もなくといった出来だと思います。耳に残る曲はありませんでしたが,作品の雰囲気をぶちこわすような変な曲も無かったので良いんじゃないでしょうか。ただ,あのボーカルのへたれっぷりは流石にどうにかして欲しかったですが(w)。

 他方,音声に関してはマチマチ。七瀬などはなかなかいい演技をしていましたが,中にはうーんと首をかしげざるを得ない演技をしている声優さんもいたように感じました(特にHシーンでは顕著)。それに何より,パートボイス仕様なのが大減点。会話中に突然音声が無くなったりするケースもざらで,個人的にはかなり興ざめでした。なんか音を継ぎ接ぎしているだけのように感じられてしまったんですよね。ここら辺はもっと気を遣って欲しいと切に思います。


【絵・エロ】絵:A,エロ:D
 絵は「門井亜矢」氏が担当。流石というかなんというか,絵のレベルは総じて高いと思います。エロシーンの後背位などで若干顔の崩れが散見されましたし,また,ちょっとこれはどうかなあと個人的に思うようなキャラもいましたけど,七瀬やみさきなどのキャラデザは私的にはもろツボで,かなり堪能させて頂きました。イベント絵も「おっ,いいな」と思わされる絵が多数で,とてもよかったと思いますね。

 ただ,その絵の良さがエロに生かされていないのは残念。無駄にHの回数を増やしてしまったために,同じシチュ・同じCGをひたすら濫用・継ぎ接ぎして分量を水増ししているだけになってしまったのは非常に勿体ない。個人的にはHを半分に減らしても良いから,その代わりに1シーン1シーンをもっと丁寧に描いて欲しかったです。また,エルフお得意の局所アップCGがHの前段階にあるんですけど,これだけ着衣状態で肉感的なエロい絵を描けるなら,そのまま服を脱がさずにHしてくれたらいいのに……というのも正直な感想です。何で毎回毎回服を脱がすのかと小一時間(ry。全般的に,純愛系Hとしてはよくできているものの,使い回しが多すぎてあまりおかずには使えない,こんな風に感じました。


【ゲームシステム及び内容/シナリオ】シナリオ:C+
 1年間という期間内ずっと,マップ内をひたすらに移動し,女の子と出会い,世間話をしたりデートの約束をしたりして狙っている女の子との仲を深めていくという典型的なマップ移動型ADVゲーム。

 もう早速結論を言ってしまいますが,嫌になるくらいの時間と労力を要求される作業ゲーで,シナリオを味わう以前にゲームをする気が起きなくなってしまう,というのが本ゲームだと思います。まず,1年間(うち,行動できるのは土日祝日+αのみ)という期間が長すぎであり,そしてそこで要求される作業量も多すぎる。その期間内にイベントが沢山あるのならいいんですが,本作では並のADV程度の分量しかシナリオが無いため,結局固有イベントはスカスカで,それを埋めるためにプレイ時間の大半をデートの実行と汎用メッセージの視聴を繰り返すことだけで終始させなければなりません。これは非常にめんどくさかったです。また,シナリオの内容的にも大きなイベントや明確なストーリー軸のようなものがなく,ただだらだらと日常生活を送っていくだけ(まあ,毎日毎日スリリングな日々を送る,みたいな波瀾万丈な人生は現実には滅多に存在しないと考えれば,ある意味リアルな描写なんでしょうが……)&それぞれのイベントもあまり意外性のあるものが無くて,いかにも「エロゲーの教科書」的な内容に終始してしまっているので,話に起伏や面白みが乏しく,結局読んでいてもあまりの単調さに飽きてしまいました。

 キャラクターは非常によく立っていてみんな魅力的(特に七瀬はイイ!)なんですけど,それを作業感あふれるゲームシステムとメリハリに欠けるシナリオで台無しにしてしまったのは勿体ないとしか言いようがないですね。残念。


【結論】B−
 先にも述べたとおり,「嫌になるくらいの時間と労力を要求される作業ゲーで,シナリオを味わう以前にゲームをする気が起きなくなってしまう」というのが結論。せっかくのキャラクターがゲームシステムやシナリオの拙さのために台無しにされてしまっているのは本当に勿体ないです。また,無意味にレイアウトや演出に凝るあまり,プレイヤーの遊びやすさに対する配慮を欠いてしまったのも悔やまれるところですね。素材は良いだけにこう言うのも憚られるのですが,正直,あまりお薦めできるゲームではありませんでした。あーあ,勿体ないなあ……。

 マイ萌えキャラ→そりゃあ高遠七瀬でしょうね。まさにザ・ツンデレ。最初の(見ていてむかつくくらいの)冷淡さ・高慢さ・つれなさが,最後バカップル化して全部吹っ飛んでしまうところなんか最高でした。



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