ときどきシュガー
 メーカー名:Xuse【純米】
 発売日:2003/01/31
 メーカーホームページ:
http://www.xuse.co.jp/       評価:A−(80点)
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 まさはる氏が原画と聞いて買わない方がどうかしている(断言),ということで,発売日に即購入。まあ,本当は純米よりも本醸造ブランドでの作品を期待しているんですけどね。

【システム】C+
 必要な機能は十分に備わっています。特に、3つ前までの選択肢に任意に戻れる機能は攻略の際、大変役立ちました。ただ、機能の割付が独特で最初戸惑います。とくに、メッセージスピード変更が「文字を1文字ずつ表示yes/no」のみなのには注意。あと、若干メッセージスキップの速度が遅い&アクティブウインドウでないと作動しないのがややマイナス(ちょっと繰り返しプレーや同時進行プレーがしづらい)。

【絵】A
 担当は「まさはる」氏。言うまでもないですが◎です。着衣Hスキーの端くれとして、氏の原画担当作品はデフォなのですが、今回もやってくれました。キャラ自体のかわいさもさることながら、着衣Hの構図や服の脱がせ具合など、エロへの貢献度も大ですね。文句なし。あと、今回はフローラリアのようなフェイスウィンドウはありませんが、その代わりに豊富な立ち絵+吹き出しがあるので、コミカルな感じは良くでています。

【音声・音楽】音声:A+,音楽:B+
 音声は実力派揃いで文句なし。ともかくエロい&可愛い。とくにエレナ嬢のチュパ音や南お姉さんの処女喪失演技には大満足。抜きに大いに貢献しています。一方、音楽も主題歌含め良質。ただ、今回の主題歌は楽曲を作っている人がいつもと違うせいか、いつものXuseに比べるとややインパクトにやや欠けるように感じてしまいました。

【シナリオ】C+
 担当は「藤原将」氏。フローラリアと同じ人です。今回もしっかりとキャラをたてている点は良かったと思います。シナリオ自体はマターリとしたもので、田舎の町でヒロインたちとノンビリ過ごすことに主眼がおかれています。つまり、不思議な出来事や修羅場が起こって七転八倒、というのではなく、平和な日常を淡々と描写していくタイプのシナリオです。ですので、爽やかで後腐れのない丁寧なシナリオではあるものの、奇抜さ・巧みさの類は殆どないので、そっちを期待する方には×かと思います。また、今作は前作と違って王道的な展開が少なくかつ期間が長いので、場合によっては冗長に感じる場合も。

【テキスト】
 Hテキストも含め、丁寧なテキストだと思います。説明不足や表現がおかしいところなどは殆ど見あたりませんでしたし、H描写もしつこいくらいに丁寧です。また、フローラリアで問題となった「神の視点」の地の文は今回は無くなりました。ただ、相変わらずやや言い回しが堅い(古くさい)点は、人によっては気になるかもしれません。

【エロ】A
 萌えエロ万歳! 純愛系のエロとしては十分でしょう。フローラリアの正統進化といえます。純愛系Hとしては濃い。絵・テキスト・音声の三位一体で責め立ててきます(H自体、中途半端な鬼畜系にひけをとらない濃さ)。その上、しっかりとキャラが立っているのでHの破壊力が更にupしています。純愛系にも関わらず、しっかりと抜けるエロを多数組み込んでいる点は高く評価できます。シチュも豊富で、全員処女、フェラ・パイズリあり、Hシーン中に放尿有り、卑語多数、言葉責め有り、自慰行為有り、Hの殆どが着衣H、巫女服H・着物H有り etc.と豊富。しかもどれも丁寧に描写されている(絵・文とも)ので個人的には大満足。抜いた抜いた。とくに、絵麻たん(@北都南)の処女膜貫通時、「お母さん、痛いよぉ……いたいよぉおおおおおおおっ!!」 と泣き叫ぶのには激しく興奮。処女属性のない私でも、思わず勃ってしまった……。

【結論】A−
 「萌えエロ系の正統進化・マターリ系良作」といったところでしょう。ゲームとしての面白さや、シナリオの読ませ具合に期待すると外れですが、キャラに萌え、濃厚な純愛系Hを楽しみたい「エロ」重視の方には大いにお奨めします。実用性は下手な鬼畜系ゲームにもひけを取りません。マターリと日常を楽しみながら、エロで抜くのが良いかと思います。普段、寸止め・H過程省略・挿入して終わり等の「薄い純愛系H」に辟易としている方に。


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