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 妻みっくす
 メーカー名:Selen
 発売日:2006/03/24
 メーカーホームページ:
http://www.selen.ag/        評価:B−(65点)
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 今までのセレン作品のヒロインとのアフターストーリーを楽しめることと,ボーカルコレクションが付いてくること,この2つが購入した理由ですね。サクッと気軽に楽しめるといいなあ,なんて思って買ってみました。


【システム】B+
 前々から言っていますが,セレンの「完全回想モード」は非常に良いですね。エロシーンの回想は大抵のゲームでも備わっていますけど,一般シーンも含め全シーンを任意に再生できる回想モードは珍しい。私はエロ・一般を問わず,好きなシーンを保存しておいて何度も再生したいと思う人間なので,こういう配慮は凄く助かります。あと,初回起動時の認証後はディスクレスでプレーできる点,セーブ数が無制限である(Windowsのファイル保存機能を流用している)点,バックログのテキスト読み返しが可能な点なども良い。
 ただ,メッセージスキップがCtrlキーではなくスキップキーで作動したり,マウスの右クリックがキャンセルにならなかったり等,他のゲームとの仕様上の差異が大きく,慣れるのにやや時間がかかったのは付言しておきたいと思います。あと,CG回想モードや音楽再生モードがないのもいつものことながら気になったかな。動作は安定していますし機能面でも充実しているんですが,節々でやや使いにくい所があったかな,と感じました。


【音楽・音声】音楽:C,音声:A
 音楽はBGMが似たような曲調のものばかり&そもそも曲数が少ないので,いつも同じような曲を聴いている感がありました。それに,妙に場面と乖離しているような(ぶっちゃけ合わない)曲が多かったようにも思います。出来自体は悪くないんですけどね。ただ,ボーカルコレクションの出来は秀逸。eclipseやVacillate等,かなり聴き応えのあるI've主題歌がそろっていますので,これだけでも買う価値はあるんじゃないかな。

 他方,音声は全く文句なし。セレンではお馴染みのエロ系実力派ばかりの布陣で,安心して聞くことが出来ました。エロゲーとして考え得る最強の布陣ではないかと思いますね。ここら辺,流石セレンと思わされる出来だったように思います。


【絵・エロ】絵:A−,エロ:B
 担当は「奥間まさみ」「カワギシケイタロウ」両氏。こちらも流石の出来ですね。特に奥間氏の絵は個人的にもろツボで,満足させて貰いました。年々絵柄が洗練されてきているなあというのが私感で,着衣Hが良く映える氏の絵は,着衣Hスキーにはたまりません。今回も美和のOL服でのHや紗由美の白衣H等,かなり「おいしい」着衣Hを多数楽しむことが出来ます。また,兄嫁シチュや野外プレイ等,シチュエーションも充実。ファンディスク的位置づけと聞いていたので正直そんなに期待してはいなかったんですが,思った以上に抜けた,というのが正直なところですね。

 美和やあかね,紗由美等のエピローグの一枚絵で,顔の表情・デッサンがやや崩れ気味になっているのは「??」と少し思いましたが,全体的には良い出来の絵です。エロも(従来までのセレンほどとは言わないまでも)充実していますし,これらの点については満足のいく出来になっているのではないでしょうか。


【シナリオ】C
 担当は「ジョージカシハラ」「矢獲」「緒莉」「松原和也」各氏。単刀直入に言ってしまうと「可もなく不可もなく」といったレベルかな,と思います。美和ルートなどは単なるラブラブルートというわけでもなく,上手い具合にエロと純愛とを融合させつつ前作の設定をも盛り込んで話を紡いでいて,個人的には評価しています。阿呆くさい展開ではあるんですが,Hの盛り込み方が他のシナリオに比べて面白いのと,良い意味で上手く前作の設定(兄嫁を簒奪したという事実に対する主人公と美和の感情,特に背徳感)を活かしてそれをHに反映させている点が気に入りました。ただ,それに対して他のルートは,差こそあれ基本的にはどれも学生結婚を巡る「よくある」話に落ち着いてしまっているので,読んでいてやや新鮮さに欠ける感がしたんですよね。どうせなら他のルートも美和ルートくらいはっちゃけちゃっても良かったように思います。

 あと,注意点として,本作が既存作品の延長(ファンディスク的位置づけ)であることを,(言うまでもないとは思いますが)挙げておきたいと思います。本作において対象となっている作品(「燐月」「ふたりの兄嫁」「犠母姉妹」「兄嫁」)をプレー済みで,かつ今回攻略対象になっているヒロインに愛着を持っている人,この条件に当てはまる人は楽しめると思います。逆にそうでないと,作中で前作の内容について深いところまではフォローされないので,話しについて行きにくいでしょうね。私としては,基本的にはOKだったんですが,ただ「燐月」を対象にするなら,何故鮎美を攻略対象にしないのかと小一時間(略)。


【結論】B−
 「作り自体は丁寧で,エロ・絵・話ともに楽しめる。ただ,セレンの対象既存作品をプレー済であることが必要条件であり,その意味で敷居の高い一作」。良くも悪くもファンディスク的作品ですので,対象作品をプレーせずいきなり本作から着手する,というのはお薦めできません。他方,対象作品プレー済みであれば,本作は意外としっかりと作り込んでありますから,満足できるのではないかと思います。個人的にはやはり単一の作品に比べるとボリューム・話のまとまりともに見劣りすると感じましたし,また,もう少しストーリーにひねりが欲しかったなあとも思いましたが,でも全体としてみれば過去のヒロイン達が沢山出てきて結構楽しめたと思っています。ボーカルコレクションも充実していますし,良い出来だったのではないでしょうか。



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