派遣制服【投稿者:亜夜萌えさん】 メーカー名:BLUE JELLY 発売日:2003/11/07 メーカーホームページ:http://www.mtx-soft.com/ 評価:A−(80点) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
当サイト常連の亜夜萌えさんからレビューを頂きました。ありがとうございます! 私とはひと味違う着眼点・項目での詳細レビューをお楽しみ下さい。 【全体的な特長と欠点】 自慰と失禁が非常に充実した制服Hゲーム。 ヒロインにH巧者やエロに前向きな性格の女のコが多く、そうした設定を活かすかのごとく 大胆なHシーンが数多くあって魅力的。制服・着衣半脱ぎHに特化した作品であるであるのと同時に、 液描写や生地からの垂れ具合にこだわりが感じられ、コスチュームプレイの魅力を存分に引き出しているところが○。 SLGシステムにはかなり自由度があるのですが、自由度の少ない操作系システム面やディスクレスプレイ不可は×。 双六パートは、例えばチンピラがヤンキーの姉ちゃんで同じマス目に止まるとレディスのカツアゲイベントが発生したり、特定の店にある組み合わせのヒロイン同士が止まるとヤキモチイベントが発生するといったグラフィック的な華やかさや突発性がもっと必要。 【購入動機・狙い】 胸揉みキスシーンが体験版(http://www.mtx-soft.com/bj/haken/html/main_dl.html)に収録されていたため。 「派遣社員のコスプレが勝敗を分かつ!」というコンセプト( http://www.gzstyle.com/soft/200310/20/01hak_bj.php ) と「キャラ&イベントCG」(http://j-harp.com/mtx/haken/html/main_chara.html)にある、 以下のヒロインに心惹かれたため。 「運動系だけあって、張りのある身体つき」「非処女」であるという設定(亜沙美)。 「性格=気が強く」「趣味=H」である上に 「三か月ほどソープ嬢の経験あり」「ナイスバディーで濃厚なH好き」(沙綾)。 ヒロインに着せる衣装によって勝負の有利さが変わる双六ボードゲームと、 ナース・チャイナ・コンビニ・体操服・バニーといった衣服を半脱ぎにした濃厚なHシーンが見たいと思い、 手軽に出来るコスチューム・着衣Hゲームとして期待していました。 【シナリオ】B+ さわべいづみ氏。 ストーリーや展開よりも、シナリオ上のキャラ設定や絵が醸し出す雰囲気がかなり自分に合っていたようです。 このゲームの良さは、作品全体の基調がどことなく鄙びているというか、抜け目なさそうでいてその実どこかおおらかでほっとするような良い意味で田舎臭いヒロインたちの存在でしょうか。 一見したところ、「三ヶ月ほどソープ嬢の経験あり(沙綾)」であったり、ダブダブのズボン引きずり歩きガテン系スポーツ少女(亜沙美)といった来歴や外観から考えて、ふて腐れていて擦れた、ずうずうしいコなんじゃないの?という印象を最初は持ちましたが、実際は違っていました。 本人はおしゃれをしているつもりの着飾った格好でも、傍目からみるとどことなく地味で洗練されない普段着が、ヒロインたちの根本的な意味での人柄のよさを逆にあらわしているような野暮ったさが、むしろ「背伸びをして粋がっているけど、その実は純朴」でそのギャップが魅力的であるというか、外観がイカれている分、むしろそうしたイカれ具合が却ってヒロインの根の純粋さに真実味を与えています。地方都市に「もしかしたらホントに居るんじゃないかな」と思わせるような独特の存在感もあり、職場にいたら部下にしたいほどの?!好感を覚えました。 打ち合わせ場所がファミレスやカラオケ、主人公のバーなどで、ヒロイン同士の掛け合いもあり楽しい雰囲気です。 * ヒロインたち(http://www.d-dream.com/database/tit_data.php?arg_tno=1147) もともと真面目だったのが、神楽が原因となった人生上の不幸とも関連して、Hの方面に目覚めたと感じられる健気さを漂わせたキャラが多いようです。 多少上とも重複しますが、お気に入り順に。 樗木 沙綾(おてぎ さあや):ナイスバディーで濃厚なH好き。三か月ほどソープ嬢の経験あり。 柏原 亜沙美(かいばら あさみ):運動系だけあって、張りのある身体つき。非処女。スポーツ系故かあるいは活発故の地黒か、いずれにしても健康的な肌というか色黒です。 新本 まなみ(あせもと まなみ):料理上手の可愛い子だが、非処女でテクは豊富。バイセクシャルの気もあり、Hな話題が大好き。 栄利 夕葉(さかえり ゆうは):相談事を受けることが多い。コスチュームの手入れ係。主人公を陰で支える。女子にも慕われる小柄な頭の良い美少女。H履歴は謎。 謎の少女:ややヒステリーの気があり、人や物にあたる。 名和川 静海(なわかわ つぐみ):運動不足で万歩計を持ち歩く。処女。但し素質はタップリ。 * ストーリー 主人公の両親は、この街を牛耳る神楽グループによって命を落としており、彼のバーはこの神楽グループによって痛い目にあった人達の駆け込み寺のようになっていた。復讐に燃える女の子達の多くは主人公とねんごろになっており、いわば「使い魔」として神楽の刺客と戦うのであった・・・ シナリオの意外さを愉しむ作品ではありませんが、「非処女」・「元風俗嬢」といった、 Hテクの巧さを全面に出すキャラ個性の割付は、他作品ではあまりみられないという意味で 相当個性的で面白いと感じましたね。 【システム】B− 私の環境では軽く安定しています。バックログ、判別無しスキップ、オートモードもあります。 ただ、バックログは画面を塞いでしまい音声再生不可で、ディスクレスプレーも不可能です。 このような「気が向いたとき、思い出したようにサクっとプレイできる双六ゲーム」では、ディスクなしでも起動できる方が良かったのではないかと。少し前とは違い、この時勢では、本作に限らず制作物対価を保全しようとするメーカーの姿勢は、正当な対価を払った身としてはそれほど責める気にならなくなってきました。ただし、インスト後の起動時チェックや定期的なパスワード入力の方がまだ負担が少ないわけで、正規ユーザーの使い勝手に対して第一義的な配慮があった方が良いと思います。 フルスクリーンでもウインドウサイズへの移行や終了が右上記号クリックで簡単にできるところは○。 ゲーム部分の中心はスロット式の数字止めですが、数字の代用が利くカード使用によりある程度調整できる自由度もあり、シンプルであるがゆえに自然と引き込まれて良かったかと。双六ゲーム中、「出ているショップ」に似合いのヒロインが、その職種の制服で「支配率100%」にすると、突然Hシーンが始まるという意外性あるお楽しみもあります。インストすると作成されるHelpフォルダの説明はわかりやすく、全てのHシーンをみるためのヒントもありました。SLGについて詳しくは↓の【ステージ開始】を参照してください。 http://www.mtx-soft.com/bj/haken/html/main_play.html 【絵】A− 大波工房氏が原画を担当。 可愛い顔立ちとメリハリあるボディで、結構好きな絵柄です。また、肌色がキャラの個性に応じて塗り分けられているところにこだわりが感じられます。全体的には大きな破綻も無く良い出来かと。ただ、隠しキャラには?のものも。 絵の好き嫌いは人それぞれですので、OHPのサンプルや体験版を通して許容範囲か否かを見極める必要はあるかと思います。 立ち絵で主人公にHを迫られたときにヒロインが見せる恥じらった頬染め場面のCGは、理知的な表情でありながら口許だけいやらしくとくに印象に残りましたね。 盤上を移動するマスコットのちびキャラのデザインも相当かわいい感じで キャラの印象を心和む方向へと引き立てています。 【音声(日常・喘ぎ・ちゅぱ音)と音楽】 音楽:B+,音声:A− 結合時の「ぐちゅ・パンパン」音はありませんが、個人的にはこの音はよほど巧くないと音源を想像してしまい却ってマイナスです。ちゅぱの場合、女性の声優さんが自分の唾液を分泌させ、昂揚しつつ息を荒げながら自分の指や瓶を舐めているわけで、舐めるという舌の物理的動作自体や唾液分泌、銜えたときはき出す興奮した吐息や喘ぎ声は実際に収録現場で繰り広げられている生のものであるわけですが、「結合音」は謎ですので(w。 たとえば戦女神2の結合音は、「底冷えするような密室でまな板にこんにゃくを打ち付けるような音」なのではないかな?と、その空間的広がりやひんやりした空気感を感じさせる音に憶測を巡らしたりしましたが、メイプルカラーズの結合音は汁気もあり、憶測より先に「あって良かった」という印象が自然と感じられ、巧い音録りで理屈が頭をもたげませんでした。 口唇Hやキスシーンでの「ちゅぱ」は完備しています。音声全般の演技も違和感なく自然に聞こえました。 喘ぎ声もなかなか良い感じで、淫語もあります。 音楽は曲数自体は多くないのですが、作品の雰囲気に合っているように感じました。ただ、作品全体のアクセントとなる雰囲気を象徴したボーカル曲があると、まったりと癒すようでいながら性に積極的なこの作品の印象を際だたせたとは思います。 【エロ】A+ Hテク巧者が多いこともあって、 大胆なアングルから股間や結合部を手前に置く、局部強調の構図が多いところは好印象。口唇Hの際舌を出す差分絵があったり、女の子の口の輪郭にモザイクがかからずはっきりとわかるところなど嬉しい配慮。 * テキストと差分 ヒロインがねだっているのに1回しか出さないと液出し渋りの主人公のふがいなさを残念に感じた場面もありますが(w、ちゃんと2回出す場面も用意されています。 差分は絶頂による表情変化と精液差分があるばかりでなく手の添え具合や液だれなどきめ細かくて、こういったところは好印象です。また、中出し、外出しの選択が出来るシステムと、それぞれの選択の結果、素肌や衣服に付着する液の垂れ具合のいやらしさは特筆すべきでしょう。 * 着衣胸見せH 服装は普段着があか抜けない、洗練されていない印象ですが、登場人物の個性と合っていると感じました。 下着の描き込み具合は普通の出来。ですが、上着やスカートのしわ具合はなかなか。 「コスプレ派遣会社SLG」を謳うだけあって派遣着の、例えばチャイナドレスなど相当良いデザインですが、概して色調は抑え目な印象です。 そうした、ある意味田舎ではリアルかもしれないあか抜けない衣類から覗かせる素肌や胸、局部を見せる構図は、キャラの表情や局部の見せ方の巧みさと相乗作用して見事な仕上がりではないかと。着衣胸見せHが充実していることへの期待も購入動機の1つでしたが、期待以上の出来でこの点は特に満足しています。 乳首は色が薄めで、乳頭の勃起したポッチ感も良く表現されていると思います(乳首の出来が悪いゲームは原則買わないので誉めるばかりになりますが・・・(^^;) )。 * 他作品と比べたエロの特徴 自慰と失禁の多さ。 H構図のエロさ。 「おま○こ中出し」「ア*ルに丸出し」「制服にぶっかけ」という選択が出来る点。 1シーン当たりのエロの濃さ。たたみかけるようなCG変化による刺激。 シーン回想は22。Hシーンの展開は、「姉、ちゃんとしようよっ!」の要芽シナリオの終わりのHシーンみたいに「いくつか(たいていは3つ)のHの連続」から成り立っています。「姉、ちゃんと〜」はこのシーン含め作品自体はよいのですが、いかがなものか?と感じたのが、例えば3つのHから成り立つ1つながりのシーンを3つバラバラの枠に回想登録するために、 回想数のかさ上げになるだけでなく非常に使いにくいという問題がありました。このゲームではそうしたことはなく、回想は使いやすいです。 言い換えると、「姉しよ」流の数え方では60以上のHシーン(バリエーション)があるわけです。 口唇Hのとき、ヒロインが発情していくに連れて、自分を慰めはじめるところが多いのも、この作品の魅力です。 その際、テキストばかりでなく差分CGで絵としてもしっかり描写されているところも良いと思います。 口唇Hだけのシーンもあるのですが、音やテキストだけでなく、絵の演出も異様に手が込んでいて・・・Hです(^^;)。一例は↓のような流れ。 前はだけ胸揉み→胸H(発射前・発射後)→口唇H(目瞑り・左手男性器添え+唾液+愛液垂れ・精液口あふれ) こうした口唇Honlyシーンはともすれば1枚絵になりがちですが、本作は1シーン当たり大体3枚のCGを中心に括弧内の差分絵がテキストや声とシンクロしつつ6場面もの展開をしています。 下は沙綾バニーの1シーンで、3枚のCGを中心にさまざまに変化します。 1. パイ擦り挟み(ノーマル→舌だし→目瞑り→舌だし目開き→「口に出す」or「顔にかける」選択) ↓ 2. まんぐり返し(ノーマル→ボトルワイン菊差し+目瞑り→おま○こにワイングラス入れ観察→菊門バイブ差し→放尿セルフのみ→2本バイブ差し+愛液垂れ) ↓ 3. 騎乗位アナルH(ノーマル→目瞑り+愛液垂れ→放尿+ヒロイン口開け→膣にバイブ差し→ノーマル→絶頂顔+刺さったまま精液あふれ) ※「+」は同時進行の差分絵変化。 このシーンでは合計17場面ものCGを駆使し、変化・展開があったわけです(汗 通常本番Hでも数えるのが嫌になるくらいCG変化があるのですが、基本は 口唇H絵(途中でヒロインがはじめる自慰差分)→挿入H絵という流れをデフォとして、着衣を含めたさまざまなバリエーションであり、尺も相当長いです。それでも、喘ぎ声やチュパ音、真面目なコが恥じらう節度ある淫語の使用効果から冗漫さは感じられませんでした。 1シーン当たりで当てる差分が多いばかりでなく実質CG枚数自体多かったのが嬉しいところ。 【良かったシーン】 ↓のH絵は特に見せ方が気に入った幾つかのシーンでネット上にあるものを挙げておきました。 http://www.d-dream.com/database/large.php?arg_tno=1147&arg_gno=4 (主人公が巧く隠されていて、画面にムダがない) http://www.d-dream.com/database/large.php?arg_tno=1147&arg_gno=8 (ハイライトが手の拘束感を強調し、顔・胸・局部が遠近法的圧縮効果で近接) http://www.getchu.com/brandnew/27397/c27397sample4.jpg (バックHを下から眺める大胆構図でおかげで結合部の液垂れや、必死な息づかいから唾液の糸引いた口開けさえよく見える) http://www.gzstyle.com/soft/200310/20/01hak01.php (胸の見せ方が好き) http://j-harp.com/mtx/haken/chara/asami_b1.jpg (スポーティな亜沙美の個性が光る腰使い) http://210.155.150.135/brandnew/27397/c27397sample8.jpg (個人的に好きな状態(w ) 【液表現(精液・愛液・唾液・汗)】 汗はたまにしかありませんがそれほど気になりませんでした。唾液はシーンにもよりますが、「つーっ」と口の中で糸引いたり垂れだしたりするさまはヒロインの興奮を伝え、なかなか良かったかと。愛液もありますが、場面によっては尿との区別が付きにくいです。また、本作ではサンプルにもあるように、モザイクなしの尿も登場します。やや透明感があり黄色味も帯びた感じで捩れながら放射線を描く元気なタイプです。 放尿(http://j-harp.com/mtx/haken/chara/manami_b1.jpg その他)があるところは人を選ぶかもしれませんが、 私にとって、ヒロインの発情具合を示すこの手のシーンはむしろ歓迎。幾つかシーンがあるのですが、色・透明度・形の点でこれまで経験したPCゲーム中1番リアルな仕上がりでした。 精液の質感、とりわけかかり具合も十分に満足できる出来でしたね。 顔シャを食らったときのヒロイン(とくにバニー姿の沙綾)の目を瞑った顔が可愛かったです。 スカートなど衣服にかける選択(or 中だし液逆流あふれ出し)が出来る仕様は着衣Hゲームとしてはたいへん適切で、かけた後スカートなどから滴る精液の白さと着衣とのコントラストが際だつCGも多数用意されており、興奮しました(^ ^;)。 (上のCG http://210.155.150.135/brandnew/27397/c27397sample8.jpg シーンなど) この作品の多くのシーンでみられる行為後の精液液垂れのCGは、非常に扇情感をそそり、亜沙美の場合小麦色の肌をした太腿と垂れだした液の白さのコントラストがいやらしく、良かったですね(w 抜いた後の精液の垂れだし具合はすばらしく、 行為後のヒロインの苦悶からうっとりした表情への変化もあって興奮しました。 【結論】A− 見かけ以上にHシーンの長さと濃さ、CGバリエーションに力が入ったコスプレ着衣・半脱ぎHゲーム。性とエロに前向きながら痴女っぽさがなく、素朴さも残している健気ささえ漂わせるといったヒロインたちは他作品には少なく、貴重な存在かと。しかも、そうした美徳を備えた彼女たちが、見せ方に一工夫がある着衣半脱ぎHを、複数のCGや音完備で繰り広げる期待通りの作品でした。ただ、システム面の使い勝手の不自由さやディスクが必要なのはお手軽ゲーとしては残念です。双六ゲームにはキャラの個性と適材適所という工夫が必要ですが、OHPの紹介画面でヒロインをクリックしたり、マニュアルに目を通したりすればヒントも多数出ていますので、難易度は高くないです。早くストーリーを進めるために単にアガリをめざすだけなら簡単ですし、たくさんのHをみるためにカードも利用してやり込むことも出来ます。 好感が持てる登場人物が大胆に奉仕してくれたり、Hさが際だつアングルから絡みを見せてくれるところに満足しました。奉仕中も自ら快感を求め、言われもしないのに自ら進んで自慰をしてしまうような、とても主体的にHをもとめるヒロインたちの魅力が印象に残った作品です。 「非処女」を堂々と筆頭ヒロインの属性として打ち出す作品も珍しいですが、マグロや破瓜の血が苦手な私には、非処女ならではの、 懸命にHする様子や快感をひたすら求める積極性とひたむきさに惚れましたね。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― レビューデータベースに戻る |