FX自動売買
禁断のケーキ
じゃらん♪
さくらのVPS

 マブラヴオルタネイティヴ【投稿者:GF長官さん
 メーカー名:age
 発売日:2006/2/24
 メーカーホームページ:
http://www.age-soft.co.jp/        評価:A(90点)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  当サイト常連のGF長官さんからレビューを頂きました。ありがとうございます!
  私とはひと味違う着眼点・項目での詳細レビューをお楽しみ下さい。


1年ぶりのレビューとなってしまいました。
実は書きかけのレビューもいくつかあるのですが、
こういったものは旬が大事ですよね。

ということで今さっき終了させたところなので、
その余韻が残っているうちに書き上げたいと思います。

今回のマブラヴオルタネイティヴ、
前作のマブラヴが出てから早3年になろうとしてますが
延期延期が続いてようやく続編の登場。
前作も発売当日に作品の未完が判明して大騒ぎになりましたが、
今回も注目は"ちゃんと完結しているのか"に焦点が絞られていたようです。

私は今回は様子見組だったので他の方のネタバレをいくつか聞きつつ、
プレイした次第ですが、さて如何に。


【システム】B+
ageといえば昔からからrUGPという独自のシステムを持っていたことで有名ですが、
今回もそれを搭載。
演出の仕方、ログの見せ方など操作面に全く不満はなく、
演出上Flashアニメを多用したこともあって、グラフィック系のスペックさえ満たしてさえいれば
全く不満のないシステムといえるでしょう。
シナリオ中で登場するアニメーション、立ち絵の動きの細かさ、かなりいい出来栄えです。
特にOPの出来栄えは素晴らしいものがあったんで。
JAM Projectの主題歌にあわせて流れるムービーは
SF物の雰囲気をよく醸し出していてとてもいい出来栄えでした。
これだけ作りこまれていれば延期していたのも許せるわな。

ただ、何故これだけのシステムを持ちつつ評価がB+なのか。
それは"CG、回想シーンの未搭載"が全ての原因です。
まぁ話が話でCGも普通のエロだけではなくグロ系のものがかなりあるので
(まりもちゃんのシーンとか)なかなか搭載しにくいのもわかりますが、
CGの枚数だけでもかなりあるのでシナリオが長い以上、
回想といわずともCGを見直せるシステムがほしかった。
これが大きなマイナスポイントになってます。
回想はまぁこのゲームだといらないとは思いますがw
さらに既読判定が全体判別ではなく各セーブデータごとに判別しているのはどうかと。
全クリアしているのに1周目の途中のデータから始めると既読判定が消えているのは
使いにくくてしょうがない。
全スキップもないしなぁ。

後、回想というより各章に飛べる機能くらいは欲しかった気がします。
特に戯画で最近採用される傾向にあるイベントシート機能等は欲しかったなぁ。
こういう系統の作品である「Fate/hollow
ataraxia」が各章に飛べる機能を搭載していたこと、
且つその前作である「Fate/stay night」でさえ回想機能こそないものの
章毎にスキップできる機能を搭載していたことを考えるとかなり物足りなかったですね。


【音楽】S
まぁ主題歌がJAM
ProjectでEDも栗林みなみ、18禁ゲーでこれ以上何を望むの?って位豪華ですが。
挿入歌といい挿入音楽といい場面場面に合わせたいい音楽だったと思う。
文句は全く無いですね。流石ageといったところですね。

てーか、バトルシーン見ていて「エースコンバット」連想したのは俺だけじゃないはず。
HUD画面といい、エンジン音といいエースコンバットっぽかったもんなぁ・・・。


【音声】S
まぁ誰が文句付けるんだ、この配役で。といった位豪華。
こういうゲームでは一番疎かにされがちな男性陣すらベテラン揃い。
特に戦艦艦長として飯塚昭三、小杉十郎大、秋元羊介等
(全て表名。勿論EDテロップは飯塚さん以外源氏名)もう渋い声の方々ばかり。
海軍オタの私としては燃えるシーンでしたねぇ、あそこは。
基地司令もアナゴさんだし。子安さんもいたなぁ。
スターのキングオブヘタレの中の人もいたし。

女性陣も文句無い布陣でした。あゆまゆでてこなかった代わりではないでしょうけど
中の人達はしっかり出てましたし。
他にも多分聞いていてあれっ?何で出てるの?って人が何人かいるはず。
カ○ジナさんの中の人とかねっw
勿論そういうシーンはありませんが。
高野直子さんは実名で出てましたね。
聞いていて思ったのは霞=トンプソンw
ageゲーム出演声優総登場(男女とも歴代出演声優ほぼ全員)といった感じでしたね。

まぁある意味ゲームだからこそ出来た配役なんでしょうけどねぇ。
声をしっかり聞いたゲームってのも久々でした。
演技面でも本当に文句の付けようの無い出来でしたし。
てーか、このゲームで別に源氏名使う必要あるのかなとちょっと思ったり(実際一部の声優さんは表名)。
タケルの中の人は回想シーンでしか声当ててませんでしたが、まぁあの人らしい演技でした。
ハーレム主人公役やらせられるのはこの人と菊池さんくらいのものですからねぇ

因みに、某ラジオで冥夜役の奥田秋さんが言ってましたが、
あの戦闘シーンでの気合の入り具合はタケルのヘタレ具合へのストレス発散だったそうで。
南姉さんといい他のキャラといい戦闘シーンにあれだけ気合入っているのは、
そういう側面もあったんだなぁと妙に納得してしまいました。
それくらい迫真の演技をしてました。

チョイ役の人含めたら総勢6〜70人使ってるという超豪華声優陣です。
そのうち名前のある役やっている人だけでも40名近く。まぁ二役な人とかも2人いますが。
名ばかりとはいえエロゲーでここまで声優の人数使ったゲームというのは私としては初めてですね。

最近のゲームは良くいい声優使いますねぇ。
全年齢化したバルドフォースとかも普通絶対ありえない布陣でしたしw


【絵】A+
相変わらず綺麗ですよ、ええ。
Bou氏の原画といい、八雲剣豪氏のポンチ絵といい。
ageの作品の命である塗りの良さも際立っていましたし。

不満はメカ系の絵とBETAの絵が拡大縮小して動かしていたせいか若干荒く見えたこと。
動きも若干ぎこちないシーンもありましたしね。
戦艦の絵は良かったですねぇ。特に大和級の一斉射撃シーンとか。
紀伊級の主砲が連装というと51センチなのかな。
艦砲射撃ならなんで3式弾使わないのか不思議でしたが。
大和の46センチ弾で25ミリ弾3000発以上ばら撒けるんだけど。危害半径は250m以上/発だし。
HUDとかのCG系もよく作りこまれていましたしね。


【エロ】D
基本的にエロは無きに等しいです。
ぶっちゃけ、純夏で2回だけ。しかも片方触手。
後のエロ分はマブラヴからの引用で、しかもCGが瞬間的に出てくるだけ。
ま、グロ絵もあるので、そっち方面ダメな人はやめといたほうがいいですね。
私ャ大丈夫ですけど、きつい人にはきつい絵だと思うので。
特にまりもちゃんの絵とかねぇ、何回も出てきますから。


【シナリオ】A+
最初に一言言っておくと好き嫌いがかなり分かれるシナリオかと。
この辺、Fateに近いものがありますので。
シナリオに関しては完全に主観的な感想だということは先に断っておきます。
ついでにいうと、歴代age作品のネタがちりばめてあるのでそこがわかるとさらに楽しいと思う。

良くも悪くもオーソドックス。だけど構図はしっかりしているし、
伏線の張り方、回収の仕方、山の作り方、ギャグの入れ方などテンポもかなりいい。
若干小難しい話が多いんですが、そういう話に限って物語の鍵だったり。
今回の話はOHPのあらすじを見ても判るとおり「萌え」ではなく「燃え」の話なので、
マブラヴで「萌え」求めている人は、どうか「マブラヴサプリメント」か
「マブラヴ
エキストラ編」でもやってくださいって感じの、シリアスなシナリオです。
ついでにいうとシナリオは一本道、マルチエンディングありません。
そしてキャラ的にはage作品からかなり出てきまして、
"君がいない季節"から一部、"君が望む永遠"の女性キャラの7〜8割程度、
"マブラヴ"から全員とかなり女性キャラは多いです。
男性のキャラはタケルしか出てきませんけどねぇ

簡単なネタバレを言うと平気でキャラがバンバン死にます。
これはシナリオを読んでいれば死亡フラグが立ったかどうかすぐわかります。
展開も私の予想を超えたものはひとつもなかったなぁ・・・、という位オーソドックスな展開をします。

それでも面白いのは燃えるシーン、泣かせるシーンが多いことでしょうかね。
泣かせるシーンも燃えるシーンもはっきり言ってクサイです。
でもクサイからといってつまらなくなるわけでもなかったですね。

クサイなぁと思いつつ涙腺が緩みそうになったことが何回かありましたよ、ええ。
それもこれも声優陣の迫真の演技があってこそなんですが。

因みに軍オタである私にとってツッコミどころはいくつかあったんですが、
まぁ野暮ですのでやめておきましょう。
オーソドックスながらも面白く読ませるいいシナリオだったと思います。

10章冒頭でのシーンなんか効果的だなぁとつくづく感心しましたねぇ。


【結論】A
"エロ=18禁"という既存概念を破壊しつつある最近の作品らしい作品。
正に"萌え"ではなく"燃え"を扱った作品なので萌えたい人は買わないほうがいいです。
プレイ時間は私で23時間強、Fateの1ルート分よりは長いです。
それでも飽きの来ないテンポ、魅せる演出と、好きな人にはたまらない展開。
これは本当に好き嫌いの分かれるゲームだなと思いました。
多分こういうシリアス展開、読ませるシナリオが苦手な人はダメなゲームだと思います。
完全にビジュアルノベルとして特化しているので、人によって地雷、傑作の評価が極端に分かれるゲームでしょう。

それでもシステム面での演出など見るべきものは多々ありました。
そして延期した分を取り戻すかのような仕上がりでした。

ただ、回想、CG回想、全スキップ等、長編作品にしては欲しい機能がなかったのも事実。
なんとなくこの辺は"時間切れで搭載できませんでした"という感がぬぐえませんでした。

まぁFateが好きだった人はやって損はしないかも。

シナリオ的にも未完結だという意見もプレイ前に聞きましたが、
これで完結でいいと思いますね。

FDもこれは作る必要があるのかかなり疑問。
個人的には綺麗に終わっていたと思いました。
まぁ殿下と霞攻略したい人はFD欲しいでしょうけどなw

基本的にこれをプレイ前に前作"マブラヴ"は最低でもやっておくことをお奨めします。
私はうろ覚えでプレイしてましたけど、回想シーンで思い出しつつプレイしてましたから。
前作の伏線も回収していたりもしますしね。

【お奨めキャラ】 珠瀬 壬姫
今回はエロなしなんで、ツルペタでも全然問題なし。
というより、今回全キャラとも映えていてかなり迷いました。
最終的には中の人で決めましたが(ぇ
いやもう、南姉さんにこういう役やらせたらどうしようもないですね。
可愛いの一言、これに尽きます。
てーかEDテロップでの南姉さんの苗字の誤植はちょっと酷かったなぁ。
まぁ変換ミスなんだろうけどさ、あれだけベテランの方の名前の誤植はないよなぁ・・・。

戦闘シーンの健気さがまた良かったですが。
健気な子は好きですよ、ええ。性的興味は全くないですが、
なんというか父性本能くすぐられまくりましたねぇ。

最後も健気だったしねぇ・・・。




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

レビューデータベースに戻る