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 Apocalypse-DEUS EX MACHINA-
 メーカー名:Tactics
 発売日:2003/07/25
 メーカーホームページ:
http://www.tactics.ne.jp/        評価:A(90点)
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 現在のADV全盛の中,敢えてシューティングを出そうという心意気に惚れて購入。最近紙芝居ゲーだらけで若干食傷気味だったので,大いに期待していました。また,かんたか氏の絵がとても魅力的だったのも購入動機の一つです。では果たして作品としての出来はどうだったんでしょうか……?

 なお,私の攻略メモはこちらにあります。本作は選択肢によるストーリー分岐などが一切ありませんので,ルート説明ではなく対ボス戦の攻略法などを中心に掲載しています。

【ゲームシステム及び内容】
 結論から言うと,かなり面白いです。以下,詳細に述べていきたいと思います。
 ゲーム内容は純然たるシューティングです。画面構成が似ていたり,剣で敵を切ったりするので,アクションゲームの「バルドフォース」を想起する方がいらっしゃるかも知れませんが,実際には別物とお考え頂いた方が良いと思います。「バルドフォース」みたいにコンボ技を決めて格闘ゲー風にノックアウトするのではなく,ウンザリするくらいに沸いてでる敵をひたすら撃(討)ちまくるゲームです。
 どんな感じなのかはOHPでダウンロードできる体験版(最終体験版が製品版とほぼ同等)をプレーして頂くのが一番かと思います。ただ,はっきり言って体験版(本編の【最下層】編)はヌルイので,面白さが余り伝わらないかも知れません。けれども,体験版をやってタルイと感じた方でも,先に進むと敵がウジャウジャ出てきて難易度が上がりますので,かなり楽しめると思います。
 ゲームの難易度についてですが,個人的には適切ではないかと思いました。決して楽勝ではない(面によっては10回以上試行錯誤を繰り返したところもあります)ですが,かといって攻略不可能な難度でもない。ヘタレゲーマーの私(因みに私はキーボードでプレイ)が何回かリプレイして,敵の出現パターンや攻撃パターンを理解すれば何とか(「何とか」というところがポイント)クリアできる,その程度に適度に難易度調整がされているように感じました。なので,やっててかなりやり甲斐がありましたね。私は余りシューティングって得意じゃないんですけど,「下手でも努力すればその努力が報われる」ように難易度設定がされていたので個人的には◎でした。ただ,こういうゲームは人によって上手い下手があるので,難易度が自分で調整(上級者はより高い難易度で,初級者はより低い難易度で)できるようにしてあるともっと良かったかなあとは思いました。
 ゲーム全体としては,ファミコン時代のシューティングゲームを彷彿とさせるような,懐かしい感じに仕上がっています。理不尽なまでに出てくる敵をひたすら撃ちまくるゲーム。画面効果なども控えめ(激しいものといえば,爆炎くらいかな)で,最近の目の痛くなるような画面効果などはありません。また,音楽もノリの良い昔のゲーム音楽然とした音楽ばかりなので,ちょっと昔懐かしいシューティングゲームをプレイしてみたい方には大いにお薦めできます。個人的には懐かしさを噛みしめながら楽しんでプレーすることが出来ました。
 
【システム】A−
 まず,目立ったバグが無い点,ロースペックなマシン(私の環境:Mebius PC-MJ760Cにメモリ128MBを増設しただけのもの。OSはMe)でも軽快に動作する点,以上2点は高評価。動作が重い等の事前報告を聞いていたのでおっかな吃驚だったんですが,うちでは全くの杞憂で済みました。あと,ディスクレスプレーが可能な点も良いですね。フルインストでも600MB程度と必要容量がコンパクトなので,HDDの片隅に入れておいて,気が向いた時にプレーできる&Hシーンで抜けるのは大変良いです。あと,「MEMORIES」モード(ストーリーパートをクリア後に選択可)で,Hシーンだけでなく通常の会話等も再生できるのは個人的にとても助かりますね(私はお気に入りのシーンをすぐ見れるようにしておきたいといつも思っているので)。セーブ数も多いし,好きな面を再度リプレイできるなど全般的に親切な設計で,システムに関しては概ね満足しています。
 ただ,強いて不満を挙げるとすれば,ADV(ノベル)パートの機能が貧弱なことですね。具体的には(1)バックログがない,(2)レイアウトが貧相,(3)戦闘モードで敗北しないとタイトルに戻れない(ADVパートだとセーブ&ロードができない),以上の3点。あと,フルスクリーンのみ対応というのもややマイナスかな。

【音楽・音声】音楽:A,音声はなし
 音楽は珠玉の出来かと思います。現在主流の「本格的な」楽曲とは全く正反対のベクトルの音楽です。いわゆるゲーム音楽。昔MIDI音源とかで聞いたような単純で,でも躍動的かつ奥深い音楽が終始流れていて,戦闘パートを盛り上げてくれます。個人的にはこういう音楽は大好きです。やってて思わずサントラが欲しくなってしまいました(マジで買おうかなあ……)。量も十分で◎。
 他方,音声はありません。個人的にはやっぱ音声は欲しいなあ(特にエロシーン)とは思いました。ただ,そのせいでCD2枚&容量1GB超というのもウザイので,今作は別になくても良いかな,とも思いましたが(今作では通常のシナリオ重視系のADVと違って,音声を入れないとダメ,というような要素はなかったように思いました)。

【絵】A+
 担当は「かんたか」氏。文句なしですね。特にリシェやサバオート,サバタイオス,ヤオーのデザインは私としては思いっきりツボでした。余りロリロリしていないややきつめな感じの顔と,妙に色っぽい肢体の描写が溜まりません(;´Д`)ハァハァ。また,エロの時も着衣Hが中心で,しっかりとコスチュームを描いていた点は高く評価したい。個人的には大満足ですね。
 今まで全く存じ上げなかった方ですけど,今作で個人的に要チェック原画家の1人になりました(特にOHPの「Apocalypse」紹介頁のイメージイラスト(アッシュとリシェが並んでいる,淡い感じの絵。当サイトの【期待の新作】で引用したもの)は,見て震えが来ました。この絵の壁紙,マジで欲しい……)。以後氏がメインで原画を担当する作品は注目したいと思います。

【エロ】A−
 数こそ各キャラとも1回のみ(サバオートのみ2回,サクラは無し,それ以外に集団陵辱シーンあり)ですが,各階層毎にHが1つ以上配置されているので,意外と不満には感じませんでした。また,Hの内容自体は充実しています。
 (1)エロは着衣Hが中心で,コスチュームの描写も丁寧  ニーソックスが着用デフォなのは当たり前。それだけでなく,殆どのキャラがコスチュームを脱がずに挿入までこぎ着けている点は素晴らしい。そこら辺はサバオートとのHでサバオートに「こういう(=服を着たままでHする)のはお嫌いですか?」とか言わせたことに如実に表れていますね(この台詞を聞いて,私は心の中でGood Job!とか思ってしまいましたw)。また,ヤオーの軍服・ロングブーツHなども個人的にはポイントが高かったです(ロングブーツを履いたままのHは少ないので満足でした。私はロングブーツフェチでもあるので……)。着衣Hスキーなら多分満足できるのではないかと思います。
 (2)純愛系・陵辱系両系統をバランス良く配置  例えばサバオート(1回目)やアドーニαのような純愛系Hもあれば,サバタイオスやヤオーのような陵辱系Hもあります。また,サバオート(2回目)の輪姦やアドーニβの放尿&アヌスH,ヤオーの緊縛Hなど,各種特殊属性がバランス良く配置されているので飽きませんでした。
 また,テキスト描写等も丁寧で,抜きに貢献していると思いました。ただ,(1)比喩が変(例えば,ペニスを膣に挿入したらキツキツだったというのを,「街のヒーローが帰ってきてみんなからもみくちゃにされているような感じ」と表現するなど。私はこのテキストを読んで爆笑してしまいました……w),(2)エロテキストで誤字が散見される,(3)主人公の性格がHシーンによって変わる(ある時は鬼畜,またある時は情けない男になるなど),以上3点は気になりました。

【シナリオ】B+
 担当は「十五夜」氏。で,シナリオの出来ですが,話全体としては悪くないと思います。意外性のある話ではありません(詳細はネタバレ故省略)が,しっかりと話を作っていて,最後のオチに上手くつなげているのは良いと思います。また,階層世界を舞台とすることで,戦闘のフィールドに変化をつけることが出来たのは上手いなと思いました。
 シナリオ単独で売るのはちょっと難しい(ベタな話なので)とは思いますが,戦闘パートと折り合いをつけながら上手い具合にゲーム全体を盛り上げているので,個人的には満足ですね。
 ただ,若干気になる点としては,
 (1)各階層ごとのイベントが少ない  折角階層毎に分けているのに,各階層では戦闘とヘプドマスとのHばかりで,各階層特有のイベントが少ない。各階層の住人とのやりとりとか,リシェ&アッシュの会話(第7階層のパフェイベントが好例)とかみたいに,もっとイベントがあると面白かったのになあと個人的には思いました。
 (2)話の展開が急  (1)にも関連がありますが,とにかく話の展開が急。キャラに思い入れを抱く前に,どんどん話が進んでいってしまう感を受けました(特に,リシェがアッシュを発見する最初のところや,アッシュとカレンとの関係を説明する件で顕著)。やはりもうちょっとイベントとかを挟んで,ゆったりとした展開にして貰った方がキャラに愛着がわいて良かったのになあ,と思いましたね。
 以上2点が挙げられると思います。個人的にはもうちょっとゆとりを持った話の運びにして欲しかったです。

【結論】A
 「レトロな感じの漂う18禁シューティングゲーム良作」。戦闘パート・エロ・話ともに充実していたのには感心しました。特に,エロが着衣Hを中心に充実していたのがポイント高し。シューティングも話も楽しめた上に,大いに抜けたので個人的には大満足。良い買い物をしました。
 なお,このゲームは戦闘パートが全て。戦闘パートを楽しめたか否かで評価が分かれると思います。個人的にはとても楽しめた(それこそ徹夜する勢いで)ので今回はこのような評価とさせて頂きます。紙芝居ゲー全盛の中,こういう「やってて楽しめる」ゲームを作ってくれるメーカーは稀少なので,このメーカーには是非このような非ADV路線も続けて欲しいなあと個人的には思いました。


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