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 Floralia+〜フローラリア・プラス〜
 メーカー名:Xuse【純米】
 発売日:2004/02/20
 メーカーホームページ:
http://www.xuse.co.jp/       評価:A−(80点)
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 あの胸のときめきをもう一度……なんてね(w。旧作はプレイ済みでしたから,今回はどの程度旧作の不満点が改善されているのか,これに注目していました。

【システム】B+
 レイアウト・機能面ともに大幅に改善されています。大分使いやすくなりました。マウスを動かさずとも左右をクリックするだけで大抵の動作が出来てしまうのはかなり親切ですね。また,バックログ(音声再生機能付き)や,音声・BGM・SEボリューム調節機能,プロローグスキップ機能など,必要なもの・あると便利なものは一通りそろっている感があります。

 ただ,ホイールマウスに対応していないのは思った以上に不便でした。バックログを表示しようとすると,右クリック→「テキストの履歴を表示」をクリック,と何回かマウスを操作することが必要で,これが意外と面倒くさいです。また,テキスト消去も何回か操作が必要で,消すまでに結構手間が掛かる点は痛い。これらは使用頻度が高いので,複数回の操作を強いるのはマイナスと言わざるを得ないです。せめてウインドウ枠に「枠消去」や「バックログ」ボタンを設けて,一発で操作できるようにして欲しかったですね。
 →(2004.02.22追加)……と書いたんですが,実はホイールマウスに対応していました。ホイールマウスでバックログを表示させることができます。ただ,かなり反応が鈍くて,強く何度か動かさないと表示されませんのでご注意を。私は完璧に失念していました……。申し訳ないです。


【音声・音楽】音声:A,音楽:B+
 音声は実力派揃いで満足。エロ演技・日常会話ともなかなかの出来だと思います。学生側の清純さとか教師側の小悪魔っぷりが良く出ていましたし,テキスト上にないことを喋っていたりもして(声優さんのサービス?),聞いていてとても楽しかったです。特に母親の前で苦悩する由佳里とかは最高でした(w。ただ,唯一気になった点と言えば,おまけシナリオと本編とで演技・声質に違いが見られる,ということですかね。特に憂とか浩一で顕著でしたけど,聞いてて別人かと思う場面もちらほら。まあ,2年前と同じ演技・声質で,というのは難しいのかもしれませんが……。

 他方,音楽もなかなかの出来。特に主題歌「恋の花」と挿入歌「向日葵のように」の出来はかなり良くて(とりわけ後者),「流石はザウス,音楽には拘っているな」とそう感じました。また,BGMも,特筆すべき点こそ無いですが,作品の明るい雰囲気によく合っていて良かったと思いますね。◎。


【絵】A
 担当はXuseの看板原画家である「まさはる」氏。言うまでもないですが非常に良い出来です。妖艶さみたいなものは皆無ですが,可愛らしさ・清純さという点ではずば抜けた出来だと思いますね。特に由佳里のうたた寝シーンとか,憂が傘を差して苦笑いしているシーンのような学生組の一枚絵なんかは最高で,見ていてニヤニヤが止まりません(w。また,エロシーンのCGもなかなかで(特に新規追加になった絵は着衣Hの観点から見て珠玉の出来。旧作は全裸Hばかりだったのが不満だったので……),抜きに大いに貢献していると思います。

 また,本作で特筆すべき点として,フェイスウィンドウの存在が挙げられます。本作は立ち絵のバリエーションに乏しく,基本的に顔の表情が変化しません。けれども,フェイスウィンドウを設け,その中で表情をコミカルに変化させることで,そういった立ち絵の至らないところを十二分にカバーしています。ホント可愛いんだ,これ。コロコロ表情が変わるので,フェイスウィンドウを見てるだけでもかなり楽しいです。特に本作ではフェイスを揺らしたりズームイン・アウトするなど,演出面で旧作に比べてより一層磨きが掛かっているので,大変良かったと思います。

 ただ何点か気になったところもあるので,ここではそれらにつき簡単に指摘したいと思います。

 (1)立ち絵が全体的にキモイ   これは旧作でも不満に思った点ですが,一枚絵やフェイスウィンドウの出来の良さに比べて,立ち絵の出来はよろしくない。顔の表情が薄笑い状態で壊れた西洋人形のようですし,また,体のバランスもどこかおかしい気がします(特に裸体の立ち絵で顕著)。てか,はっきり言ってしまうと,一枚絵やフェイスウィンドウの絵と比べると別人に近いです。この点だけは直して欲しかった(描き直して欲しかった)なあ……。

 (2)旧作の一枚絵がピンぼけ気味   何故かよくわからないんですが,旧作の一枚絵がピンぼけ気味になっていました。また,CGの処理自体も粗め。新規追加されたCGがシャープな塗りで出来が良いだけに,この点は非常に気になりました。旧作やったときには確かこんなにぼやけて無かったと思うのですが……画面サイズでも変わったのかな?

 以上2点は気になりましたので,付言しておきます。


【エロ】B−
 「萌えエロ」の先駆者だけあり,純愛系のゲームにもかかわらず,エロはかなり充実しています。卑語等の特殊属性は無く,あくまで純愛系のHですが,描写・数ともに充実しており,またフェラ・パイズリ等のオーソドックスなシチュはちゃんとありますから,その手の「ラブラブH」がお好きな方には満足いく出来だと思いますね。さらに,おまけシナリオでもHが加わっていますし,本編も新規にHCG等が追加されているので,旧作に比べてボリュームアップが図られたのは間違いない。

 ただ,やはり現在の萌えエロの水準でいくと,ややエロ薄な感は否めないと思います。特に,エロをより一層充実させた同メーカーの「ときどきシュガー」をやってしまった後だと,物足りなさを感じちゃうなあ。なにより,「ときどきシュガー」に比べて着衣Hが少ないのは大きくマイナスだと思います(断言)。まあ,抜きゲーとしてはやや厳しい,というのが妥当な評価では無いでしょうか(追加分は良い感じなんだけどね)。

 あと,本作最大の不満は,おまけシナリオで会長との本番Hがないこと。これはひっっじょーに不満です。何故フェラだけでおしまいなのさ,他キャラはちゃんと本番まであるのに(-_-#。この点はマジでメーカーに小一時間問いつめたいところですな。あと,欲を言うと,会長のお母さんとの親子丼(制服着用で)も欲しかったなあ……なんて(w。だって会長の台詞で「だいたいお母さんはぁ…………私の制服着ようとしたり……」とかあるんだもの。これ聞いたらいろいろ想像しちゃうでしょうよ,ねえ?(w この2つがちゃんとあったら,もっと高い評価をだしたんですけどねえ……残念。


【シナリオ】B+
 担当は「藤原将」氏。なんといってもキャラ立ての上手いシナリオだと思います。凄くオーソドックスな設定・性格付けなんですが,それが却ってキャラの魅力や日常会話の面白さを引き立てている感があります。下手に奇をてらったりせず,純愛ものの基本を押さえつつ話を紡いだのが勝因だと思いますね。どのキャラもホント魅力的で,捨てキャラみたいなのがいないのが非常に良い。別に狙っているヒロインでなくとも,その会話を聞いているだけでニヤニヤしてしまいます。

 また,今回新たに付け加わったおまけシナリオもかなりの出来。ボリュームもそこそこありますし,また,結ばれたヒロインだけでなく,他のヒロインもちゃんと話に絡んでくるので,良い意味で本編がなお続いているんだなという感を受けました。「この世界観・登場人物を残したままで続編を作って欲しいなあ」と思わせる,そんな出来だと思いますね。

 ただ,キャラの魅力はピカイチな反面,ストーリー自体は平凡な出来「ときどきシュガー」のときも感じましたが,話自体は決して読める出来ではありません。ごくごく平凡な学生生活をごくごく平凡に描いているだけ,そんな感を受けます。少なくとも,「面白い話だったなあ」とは思えないでしょう。また,ボリュームが少ないのも問題で,あまりのあっけなさに旧作同様物足りなさを感じました。さらに,地の文に「神の視点」(ライターによる心理描写)が介在するのも人によってはイヤかもしれません。堅い文体で各キャラの心理を描写されるので,若干の違和感を感じるのではないでしょうか。まあ,この点はおまけシナリオではかなり改善されていたんですけどね。

 キャラクター自体が生き生きとしているのは大変素晴らしいことなんですが,やはりそれを上手くストーリーと絡めてナンボの話だと思うので,是非次回以降はストーリー性に磨きを掛けるべく努力して頂きたいものです。


【おまけCD】
 今回,おまけとして60分に渡るドラマCDが同梱されています。具体的な内容については実際にお聞き頂くのが一番だと思いますし,ここで明かしてしまうと面白くないと思うので立ち入りませんが,出来の方は正直微妙かな,と私は思ってます。

 というのも,狙いがはっきりと定まっていない印象を受けたからなんですよね。つまり,シナリオの薄さを補完しようとしたのか,はたまた各キャラの魅力を引き立てようとしたのか,その狙いが曖昧で良くわからない。シナリオの補完としてはあまりに内容のない話でストーリー性の欠片もないし,またキャラの魅力を引き立てるんだったらこういうごった煮形式ではなくて,各ヒロイン毎にエピソードを作るか,または誰か一人に焦点を絞るかした方が効果的だと思います。あと,主人公にのみ声がないのも,ドラマCDとしてはやや不自然な気がしました。

 収録時間のわりに内容に乏しく,やや不満の残る出来でした。個人的には,本作のおまけシナリオの方がよっぽど面白かった感じがしますね。

 あと,ラストの展開は由佳里萌えな私には辛すぎて……・゚・(ノД`)・゚・。 ネタバレ故詳細は避けますが,マルチエンディングのゲームで「メインヒロイン」を定められるのは,それ以外のヒロインが好きな人間にとっては結構辛いなと,改めて感じた瞬間でした。まあ,いつものことなんだけどさ。


【結論】A−
 「萌えエロ系の先駆者。エロゲー初心者にお勧めしたい安定した出来の作品」。今となってはエロを中心にやや物足りなさが残りますが,それでも安心してキャラに萌え,楽しめ,そして抜ける出来だと思います。特にエロゲーが初めてという方には安心してお薦めできる一作です。ただ,旧作をお持ちの方が本作もお求めになる場合には微妙かな。本作のキャラに思い入れがある場合には問題ないと思いますが,エロやドラマCD目当てでの購入はよく考えてからの方が良いかもしれません。まあ,由佳里たん萌えな私には全く問題なかったんですけどね(w。

 マイ萌えキャラ→当然三ノ宮由佳里でしょう!(いや,憂たんとか鈴姉とかも凄く良いんですけどね) 萌えすぎですよ,マジで。素直になれない高飛車なお嬢様なんだけど,いまいち高嶺の花になりきれていない俗っぽいところなんか最高です。是非彼女に振り回されてみてくださいな。



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