Rabid Helix
 メーカー名:r.
 発売日:1997/07/11
 メーカーホームページ:
http://www.aaru.co.jp/       評価:D(30点)
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 絵買いをしちゃったんですよね,これ。あの頃は若かったんだなあ,俺……(;´д⊂)

【システム】C
 いつでもセーブ&ロードできるのはいい。また,画像をbmpで保存できるのも嬉しい。動作も軽快・安定。でもそれだけ。基本的には古くさくて使いにくいです。特にCtrlキー以外にメッセージスキップが出来ない点やバックログがない点などは不満。ただまあ,それ以外の機能があったところで本作では使いようが無いんですけどね(苦w。


【音楽・音声】音楽:C,音声はなし
 音声はありません。それに本作の内容ではあっても仕方ないと思います。また,音楽はMIDI音源で,かなり懐かしい(というかチープな)感じがします。特段取り立てて述べる点はありません。ただ,音楽の入れ方とかは上手くて,良い感じに「怪物が襲いかかってくることに対しての緊迫感・恐怖感」が出せていたのは評価したい。あと,効果音が比較的充実していたのも好印象でした。


【絵】A
 本作最大にして唯一の売りでしょう。担当は「やさまたしやみ」氏。絵はかなり良いです。とくにカテリナ&ルーシー姉妹のバトルスーツ姿はかなり格好良いですし,それを着たまま臨むカテリナの着衣Hはかなりエロい。流石に塗りについては現在の水準では粗く感じてしまいますが,それでも十分に通用するレベル。絵については文句なしです。


【エロ】B+
 1個だけ訳のわからぬ眼鏡同士の純愛Hがありますが,後は全て「軍人(厳密に言うとちょっと違いますが)が怪物に襲撃されてレイプされ連れ去られる」というシチュのみ。その意気や良し。特にその中でも,先にも述べたように,バトルスーツを着たままのカテリナが怪物にレイプされるシーンはかなりエロくて◎。個人的にはここで何度も抜かしてもらいました。

 ただ,問題は尺が短すぎること。殆どのHが「怪物の醜悪な男性器が○○の股間を貫く」→「怪物は猿のように腰をふった」→「怪物は○○の膣内に大量の精液を注ぎ込んだ」の3段階でおしまい。この間の所要クリック数は概ね10回。1回につき1〜2行しかメッセージを表示しないと申し上げておけば,これがどれほど短いか,ご想像に難くないと思います。あまりの短さに,「抜いている最中にエロシーンが終わってしまう→しょうがないので再度ロード→(繰り返し)」みたいな悪循環に陥ることがしばしばありました。せめてエロくらい,もう少ししっかりと作って欲しかったです。シチュとか絵は良いのになあ……。


【シナリオ】E
 内容は「閉鎖空間の中で怪物に襲われる」話。男は惨殺され,女は犯されるのもセオリー通り。取り敢えず,「DOOP」の劣化版と言えばわかりやすいかもしれません。ただその劣化の度合いが激しすぎるんですけどね(苦w。ぶちゃけ本作の内容は無いに等しいです(それこそ,これ以上語ることがないくらいに)。先が読めてしまってひたすらにつまらない。しかもボリュームも激薄で,フルコンプまで20分も掛かりません。はっきり言ってシナリオ目当てで買ったならば地雷ですね。


【結論】D
 「絵とエロシチュはいいが,しかしそれだけ。全容量14MBは伊達じゃない」。全ファイルサイズが14MBだというところから推して知るべし,といった内容です。はっきり言って地雷。個人的には何度か抜かしてもらったのでE判定にこそしていませんけど,決して人様にお薦めできる出来ではありません。なまじっか絵がいいだけに,ショックが大きい一作でした……。


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